ナイジェリアの「インプレゾンビ」がインフルエンサーに...日本大使とランチも実現 大使は日本との「架け橋」に期待

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「温和な性格と、日本への深い関心が印象的」

   松永大使にも話を聞いた。Ken chanさんと会食をした背景について次のように説明した。

「2021年5月に赴任した当初から、多くの日本人がナイジェリアに対して危険な国というステレオタイプ的な見方を持っていることを残念に思っており、草の根レベルでの相互理解を深めることが重要だと考えていました」

   さらに、写真が趣味だという松永大使は、「ナイジェリアの日常風景の写真が日本人に興味深く感じてもらえると思っていましたが、立場上、そのような情報発信は控えていました」と明かす。そのような思いを抱いている中、「5月にナイジェリアの日常風景を日本語で発信してバズっているKen chanさんの存在を知りました」。

   6月にラゴスに駐在する日本人の知人を介して知り合い、「現場主義の観点から直接会うことが大切だと思い、7月に別件でラゴスへ出張する機会があったため」、会食が実現した。

   Ken chanさんの印象について松永大使は、「素直な青年という印象を受けました」と明かす。

「日本のアニメをはじめとする日本文化に強い関心を持ち、スマートフォンのアプリを使って熱心に日本語を勉強していることがわかりました。彼との会話を通じて、ナイジェリアと日本の架け橋になりたいという強い思いを感じました。Ken chanさんの温和な性格と、日本への深い関心が印象的でした」
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