トライアスロン出場選手が「10回」嘔吐、米紙が報道 セーヌ川水質問題との因果関係は不明

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   パリ五輪・トライアスロンの男女競技が現地時間2024年7月31日に行われた。会場となるセーヌ川の水質悪化が懸念される中、米紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)などは、出場したカナダ人選手が、レース終了後に合計10回嘔吐したと報じた。

  • パリ五輪の公式インスタグラムアカウントより(Paris2024)
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「レース終了時には体調が悪そうに見えた」

   トライアスロンの会場のセーヌ川を巡っては、五輪開催前から衛生水準に関する懸念があったと、複数メディアが報じている。仏政府などは、新たな浄水施設を設置するなどの対策で水質の改善を進めていたという。

   「ニューヨーク・ポスト」の記事によれば、男子で9位の成績を残したタイラー・ミスローチャック選手は、セーヌ川を1.5キロ泳いだ後、バイク40キロ、ラン10キロを連続して行った。

   完走後に、ミスローチャック選手は合計10回嘔吐したという。同紙は、ミスローチャック選手の体調不良と、セーヌ川の水質に因果関係があるかは不明としつつ、こう説明した。

「実際のところ、水質のせいか、肉体的に厳しいスポーツによる疲労のせいかは不明だが、ミスローチャックはレース終了時には体調が悪そうに見えた」
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