3社の反撃は「ドコモポイ活」「auマネ活」「ペイトク」
――それにしても、かつては大手3キャリアと言われたdocomo、au、SoftBankが情けない印象を受けます。これから反撃、あるいは合従連衡の動きがあるのでしょうか。
担当者 大手3キャリアは合従連衡を経て、今後楽天モバイルに並び、グループ内サービスとの連携を高めていくと考えます。
楽天グループはEC(ネット販売)から始まりましたが、docomo、au、SoftBankは通信サービスから始まったため、モバイル端末を持つことが当たり前となった現在では会員基盤の獲得がしやすいかと思います。その会員基盤を生かして、他のサービスにどのように力を入れていくかが見どころでしょう。
最近ではNTTドコモのドコモポイ活プラン、KDDIのauマネ活プラン、ソフトバンクのペイトクなど金融サービス利用により通信料金がオトクになるプランを打ち出しています。
一方、楽天モバイルはグループ内の他サービス利用でポイント還元され、他社のような通信料金が変動するシステムはありません。大手3キャリアのこうした動きが各グループ内の金融サービス利用に影響を与え、通信サービスを軸としたグループの成長に寄与していくと考えます。