楽天銀行と楽天証券の連携が、楽天の最大の強み
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったMMD研究所の担当者の話を聞いた。
――MMD研究所が今年(2024年)2月に行なった「携帯電話大手4社のシェア・満足度調査」を見ると、楽天モバイルのシェアは8.6%で、4社の中では最下位です。楽天モバイルの「総合満足度」も大手4社9サービスのうち、5位です。
それなのに今回の調査では、楽天モバイルがすべての分野で一人勝ちの状態になっているのは、何が理由でしょうか。
担当者 楽天モバイルを使うことで楽天市場での還元率がよりアップするなど、楽天グループのほかのサービスをオトクに活用できることがすべての分野でトップとなった理由だと考えます。
特にクレジットカードや証券会社は、楽天グループ内のサービスを利用することによるオトクが最大のメリットともいえるでしょう。楽天グループ内の金融サービスの連携が強みです。
楽天銀行と楽天証券を連携することで銀行手数料が優遇されたり、楽天証券で楽天カードを使ってクレカ積み立てをするとポイントが貯まったりします。また、楽天ペイの決済を楽天カード利用することでポイント還元のキャンペーンがあるなど、グループ内での連携のしやすさの魅力が消費者にも伝わっているため、利用度に表れているのだと考えます。