2024年7月31日に行われたプロ野球・阪神タイガース対読売ジャイアンツ戦で、あわや乱闘かというひと幕があった。
「プロとして失格です。夏休みで子供達が沢山観てましたよ」
一発触発となったのは、7回裏の阪神の攻撃時のことだ。
3番手で登板した巨人・平内龍太投手が2アウト2・3塁で阪神の森下翔太選手に対し、初球で顔面スレスレのボールを放った。森下選手はバランスを崩して尻もちをつくと、バッターボックスに座ったまま平内投手をにらみつけた。2球目も頭部付近への投球となり、森下選手は表情に怒りをにじませた。
平内投手は涼しい顔で、口元に笑みを浮かべ何かを呟く場面もあった。
いら立ちを見せていた森下選手だが、4球目を仕留めタイムリーとなる内野安打を放った。
この日のゲームは、9対6で阪神が勝利している。
阪神の岡田彰布監督は、試合後のインタビューで平内投手について「情けないと思ったわ、俺は。あの2-0からスライダーでストライク取って、なんか笑うてる姿見たら。情けないねえ。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて。ホンマ」と呆れた様子を見せていた。
SNSでは、危険球を放った平内投手が笑みを浮かべ、何かを呟く様子を見せていたことについて怒る阪神ファンの投稿が相次いでいる。
平内投手のインスタグラムには、「両チームいい試合してるのに水を差すようなことするなよ。謝れ。巨人にも阪神にも失礼や」「あの態度はないです。プロとして失格です。夏休みで子供達が沢山観てましたよ」などとする批判の声が相次いだ。
一方、「わざわざ本人のインスタまで来て傷つけるのはダサいと思う」「オラつくのはダメだったかもしれへんけど、あのメンタル持ってたら絶対活躍できるから! 阪神ファンさんの誹謗中傷に負けるな! 頑張れ平内!」など、過度な誹謗中傷を諌める声や応援の声も寄せられている。
なお、8月1日は平内投手の26歳の誕生日でもある。