「同じ血が通った人間ですか」遠野なぎこ、阿部詩の号泣に対する批判の声に苦言 「言語道断。何様なんだか」

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   俳優の遠野なぎこさん(44)が2024年7月30日、パリ五輪柔道女子52キロ級の試合で、2回戦敗退を喫した阿部詩選手(24)が試合後に号泣したことについて、ブログで私見を述べた。

  • 遠野なぎこさんのインスタグラム(@you_ren_nagiko)より
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「あんなに泣き叫べる程の努力を我々は果たして1度でもした事があるのか」

   パリ五輪、兄妹で連覇が期待された阿部一二三選手と詩選手。しかし詩選手は、2回戦で世界ランキング1位のウズベキスタン代表・ディヨラ・ケルディヨロワ選手に一本負け。試合後、コーチに支えられながら、悔しさのあまり泣き叫ぶ姿を見せた。

   遠野さんは「『"人の心に寄り添えないのか..."』」という題のブログを投稿。「今回のオリンピックの、阿部詩選手の敗退の涙。その姿に賛否の声があるようで。私には信じられない。それでも同じ血が通った人間ですか。...あれだけ美しい涙があるだろうか。...あれだけ美しい叫び声があるだろうか。人は本当に身勝手に何でも言いたがる。自分は同じ土俵に立った事もない癖に」と、詩選手が号泣したことを非難する意見に苦言を呈した。

   続けて「私はとても感動しましたよ。負けた姿を見せてくれた事にも、その現実を身体中で悔しがる姿にも涙をしましたし勇気を頂きました。あんなに泣き叫べる程の努力を我々は果たして1度でもした事があるのか、改めて考えさせられました」とコメント。

   「少なくとも、世界の闘いの場に立った事がある人間なんてほんの一握り。どれだけ身を削り生きていらっしゃた事か。私達には想像もつかない世界です。だから、泣いたんです。だから、魂の叫び声が出たんです。そこに文句をつけるなんて、言語道断。何様なんだか。不憫過ぎる」と詩選手を思いやった。

   最後に「阿部詩選手、勇気をありがとう。素敵な試合をありがとう。これからもずっと応援しています」とエールを送った。

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