パリ五輪・柔道女子52キロ級で2回戦敗退を喫した阿部詩選手が2024年7月30日、自身のインスタグラムを更新し、試合後の大号泣を謝罪。兄で柔道男子66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三選手は同日、「情けなくなんかない」とフォローした。
「情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」
日本時間28日に行われた2回戦で、詩選手は世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ選手(ウズベキスタン代表)と対戦し、一本負け。試合後、コーチに支えられながら泣き叫ぶ姿を見せた。
詩選手は30日、自身のインスタグラムを更新し、「沢山のサポート、応援ありがとうございました。心の底から感謝の気持ちでいっぱいです!」とした上で、「日本代表として、日本という素晴らしい国を背負い戦えたことを誇りに思います」とコメントした。
続けて「情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。「また成長した姿で畳の上に立てるよう1日1日を過ごしていきます。必ず強くなります。今後とも応援よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
詩選手は「二連覇おめでとう」と一二三選手を祝福。「最高の兄です。最高の家族です」と締めくくった。
「情けなくないよ。素晴らしかった」
この投稿に対し、一二三選手は同日、インスタグラムのストーリーズを更新。「情けなくなんかない」とフォローし、こうコメントした。
「ここまでの道のりで苦しい事も沢山あったのにそれを見せずにただ前だけをみて人生をかけて頑張ってきた詩は最高にかっこよかったし1番輝いてたよ。心の底から詩の事を誇りに思います」
最後に「2人で必ずまた頂点に立とう!また家族で前を向いて頑張って行こう!」と締めくくった。一二三選手は同日深夜、詩選手の投稿にもコメント。「情けなくないよ。素晴らしかった」とフォローした。
詩選手のコメント欄には、「お疲れ様です!!情けなくないです、全力でやったのですから謝らないでください」「謝ることはないです!号泣する気持ちもわかります」「泣きたい時は泣けばいい」「あんな号泣、頑張っている人にしか出来ない!」などと励ます声が相次いでいる。