しまむら「バースデイ」新商品に批判→販売中止 分かれる反応「中止になって安心」「全部販売中止なのかな」

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   衣料品チェーンしまむらグループのベビー・子ども用品専門店「バースデイ」が2024年7月29日に発売した新商品が、翌30日に販売中止が発表された。

   現代美術作家・加賀美健さんとのコラボ商品の一部に、父親を差別するような表現が含まれていたとして批判が出ていた。

  • 「バースデイ」の公式X。「一部商品につきまして、ご不快な思いをさせてしまう表現」があったとして、販売中止を発表した
    「バースデイ」の公式X。「一部商品につきまして、ご不快な思いをさせてしまう表現」があったとして、販売中止を発表した
  • 「バースデイ」の公式Xに投稿されている商品写真。ソックスのひとつには「パパは全然面倒みてくれない」の文字
    「バースデイ」の公式Xに投稿されている商品写真。ソックスのひとつには「パパは全然面倒みてくれない」の文字
  • 「バースデイ」の公式X。「一部商品につきまして、ご不快な思いをさせてしまう表現」があったとして、販売中止を発表した
  • 「バースデイ」の公式Xに投稿されている商品写真。ソックスのひとつには「パパは全然面倒みてくれない」の文字

「これパパだから許されてる雰囲気あるけど 逆だったら大炎上だよな」

   加賀美さんは社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的発想に変換した作品を多く発表している現代美術作家だ。

   29日に発売された商品は、加賀美さんの代表作でもあるマジックで書いた日本語をあしらったTシャツや靴下などのファッションアイテムだった。

   「へりぽくたー(ヘリコプター)」「くくった(靴下)」「だなな(バナナ)」など、幼い子どもにありがちな言い間違えをイラストとともにデザインしたものや、「パパママ いつもありがとう」「うちの子最高」などのワードが並ぶ中、「パパは全然面倒みてくれない」「パパはいつも寝てる」「ママがいい」といったデザインがあった。

   SNSでは、これらの父親を「下げる」ような表現について「これパパだから許されてる雰囲気あるけど 逆だったら大炎上だよな」「わざわざ赤ちゃんや幼児の服で人を傷付けるメッセージは必要ですか?」などとする批判が相次いだ。

「一部商品につきまして、ご不快な思いをさせてしまう表現」

   批判を受け、バースデイは30日夜8時にブランド公式Xとインスタグラムで「販売中止のお詫び」を公開した。

   「この度、弊社で発売いたしました『加賀美健』さんとのコラボ商品の一部商品につきまして、ご不快な思いをさせてしまう表現がありましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「皆様から頂いたご意見を検討した結果、商品の販売を中止させて頂くことと致しました。今後この様なことがないように、お客様視点に立った商品企画を行なってまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます」とした。

   批判が出たデザインは28日20時過ぎにSNSに投稿・拡散され、翌朝29日9時に発売。販売開始からわずか1日での販売中止の対応となった。

   この対応について、「正直販売中止になって安心してる。私がパパだったら、子供がこんなデザインの服来てたり靴下履いてたりしたら笑えない」「パパママ子供達がほっこりしちゃうセリフなら良かったですね あまりにもパパが可哀想過ぎた」とする声が多く寄せられている。

   一方で、「『イヤイヤ期です』デザイン大人とペアで、来月買おうとしてたのに...。問題商品以外は販売してもらえないんでしょうか...」「これ全部販売中止なのかな パパディスはどうかと思ったけど うちのこ最高とかうちのこ一番の靴下可愛くて予約したのに」など、問題がないと考えられるデザインについては販売続行を望む声もある。

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