パリ五輪バスケットボール男子日本代表・河村勇輝(23)のファウル判定をめぐり、SNSでの「誹謗中傷被害」が広がりをみせている。
1次リーグ第2戦が2024年7月30日、ピエール・モロワ競技場で行われ、世界ランク26位・日本が、同9位の地元フランスに90-94で敗れた。日本は初戦のドイツ戦に続いて2連敗となった。
残り10秒で同点に追いつかれる
日本は開催国フランスへの大歓声に包まれる「完全アウェー」の中、世界9位と互角に渡り合った。
第1クォーターは25-32でリードを許すも、第2クォーターを19-17で巻き返した。第3クォーターは20-20の五分とすると、流れは日本に傾いた。
第4クォーターの残り10秒まで4点のリードを保ったが、ここでスリーポイントを決められた。さらに河村のチェックがファウルと判定されバスケットカウントを奪われ、フリースローを決められ同点とされた。
試合は延長戦に突入し、日本は踏ん張りを見せるもあと一歩及ばす。五輪の大舞台で「金星」獲得はならなかった。
地元フランスを相手に大健闘した日本。第4クォーターの河村のファウル判定が勝負の行方を大きく左右したこともり、インターネット上で波紋が広がった。
ポイントとなっているのは、河村がチェックに入った際、相手選手の体に触れたか、触れていないかだ。