パリ五輪大会4日目の2024年7月29日、日本は体操の男子団体で金メダルを獲得した。
日本中が歓喜に沸いた一方で、中国のエース張博恒(チャン・ボヘン)選手も観客を沸かせた。張選手は「顔も心もイケメン」だとSNSで話題になっている。
「本当に終始ジェントルマン」
終盤まで金メダルが濃厚だった中国だったが、最終種目の鉄棒で2度の落下があった。その鉄棒で橋本大輝選手(セントラルスポーツ)が会心の演技をし、日本の大逆転勝利を呼びこんだ。
日本にとってはドラマチックな展開といえるが、中国にとっては失意の銀メダルとなった。
そんな中で注目を集めたのが、張選手だ。鉄棒で失敗した選手を励ます姿や、決着後にカメラに対して一礼し、投げキッスの仕草を見せる姿が心をつかんだ。
SNSでは張選手の「イケメンぶり」について、こんな声が続出している。
「それにしても、張博恒選手イケメンすぎんか。見た目だけじゃなく中身まで」
「張博恒選手が蘇イ徳選手をずっと励ましてて、グッときた」
「張博恒が顔も心もイケメンすぎて」
「本当に終始ジェントルマンで、ものすごく好印象」
「爽やかでイケメン過ぎて一気にファンになった」
夜更かしして応援するファンを気遣う
張選手は試合後に中国の大手SNS「微博(ウェイボー)」を更新した。
そこには、応援してくれたファンへの感謝、そしてパリとの時差によって夜更かしして試合を観戦したであろうファンを気遣う言葉があった。
「我希望大家有个好的身体,可以早些休息。晩安~(みんなが健康で早く休めることを願っています。おやすみ~)」
この投稿もまた「優しい」「いい人」と評判だ。
張選手は、21年に世界選手権・個人総合で初優勝。22年は橋本選手に続く銀メダルを獲得した。日本の体操ファンの間では、橋本選手の強力なライバルとして有名だ。パリ五輪の個人総合決勝でも2人は金メダルをかけて争うことになる。