柔道男子73キロ級の橋本壮市(32)の「反則負け」が、インターネット上で波紋を広げている。
問題視されているのは、2024年7月29日に行われた準々決勝だ。
「ガバはやりすぎやろ!ボクシングやんけ!」
橋本は地元フランスのジョアンバンジャマン・ガバ(23)と対戦し、3つの指導を受けて反則負けを喫した。
試合は、ガバへの大声援の中、完全アウェー状態で行われた。
ともに決め手を欠く中、橋本は積極的に技を仕掛けるも、先に指導を受ける苦しい展開となった。
ゴールデンスコアの1分20秒に橋本に2つ目の指導。2分14秒にガバに対して1つ目の指導が与えられるも、橋本のピンチは続いた。
そして2分28秒過ぎ、橋本に3つ目の指導が与えられ反則負け。金メダル獲得の夢は消滅した。
スタンドの大声援に応えるガバとは対照的に、無念の橋本は思わず天を仰いだ。
橋本はその後、敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得した。
試合後、インターネット上では橋本の反則負けに不満の声が噴出。審判の橋本への指導の理由や、投げを警戒し組手を切るガバの姿勢を消極的とみなしたファンもおり、これらが不満の要因となったようだ。
Xでは、「橋本さんが食らった3発目はなんで シドー なん???」「今は、柔道史上最低のルール」「審判が素人。ちゃんと試合を見てない」「日本にはすぐ指導とるのにフランスには取らないで反則負けか」「柔道が好きで沢山見てるけど、不可解な指導が多過ぎると思う」「途中の指導といい審判の判断に疑問が残る」「ガバはやりすぎやろ!ボクシングやんけ!これは指導対象でええやろ」「橋本壮市選手への指導は、意味不明」などのコメントが寄せられた。
今大会、柔道では男子60キロ級準々決勝で永山竜樹(28)が「不可解判定」で敗れ、世界的に波紋が広がった。