チームでお迎えの準備「ようこそはギリシャ語で何て言うの?」
楽士さんはJ-CASTニュースに、開会式のボランティアの詳細を語ってくれた。楽士さんら選手下船誘導班は、船から降りた選手たちを、目的地別に分かれたバスまで誘導することが役割だったという。
現地時間26日17時、選手下船誘導班のボランティアが現地に集合。荷物検査の後にチェックイン(受付)し、チームごとに誘導ルートや持ち場の確認をした。下船エリアは川の両岸に計8か所あり、楽士さんのグループは4隻のボートの誘導を担当することになったという。
その後はいったん休憩。下船エリアにはカフェがあり、コーヒーや水、お菓子が無料で飲食できた。
パレード開始の30分前、19時。ボートのそれぞれの到着時刻の連絡が入った。どの国の選手団を迎えることになるのかは「最後まで一切知らされませんでした」という。
しかし入場の先頭は、五輪発祥の国・ギリシャとなるのが恒例のため予想がついた。「チームのみんなで『ようこそはギリシャ語で何て言うの?』『夜だからカリメヴェーラだよ』などお迎えの準備」をしたと明かす。この頃から、雨脚が強くなってきた。