日曜夕方の「国民的」アニメ支えた声優・山本圭子さん死去 「言葉もありません」古川登志夫さんら関係者から追悼相次ぐ

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   声優の山本圭子さんが2024年4月18日に敗血症のため亡くなっていたことがわかった。83歳だった。7月29日、所属する青二プロダクションが公式サイトで発表した。SNSでは、関係者やファンから悲しみと追悼の声が相次いでいる。

  • 山田圭子さん。青二プロダクション公式サイトより
    山田圭子さん。青二プロダクション公式サイトより
  • 古川登志夫さんのX(@
TOSHIO_FURUKAWA
)より
    古川登志夫さんのX(@ TOSHIO_FURUKAWA )より
  • ちびまる子ちゃん公式X(@
tweet_maruko
)より
    ちびまる子ちゃん公式X(@ tweet_maruko )より
  • 山田圭子さん。青二プロダクション公式サイトより
  • 古川登志夫さんのX(@
TOSHIO_FURUKAWA
)より
  • ちびまる子ちゃん公式X(@
tweet_maruko
)より

声優、アナウンサーからも悲しみの声が

   山本さんはアニメ「サザエさん」の花沢さん役や「ちびまる子ちゃん」の山田くん役で知られ、日曜夕方のアニメを長年支えてきた。このほか、「天才バカボン」のバカボン、「おそ松くん」のカラ松、チョロ松、特撮ドラマ「がんばれ!!ロボコン」のロボコンなどの声を務めたことで知られる。

   訃報を受け、声優の古川登志夫さんはXで「業界の、そして青二プロの先輩、山本圭子さんが......身近な方の相次ぐ訃報に、言葉もありません。謹んで哀悼の意を表します」と追悼。「テレビアニメシリーズ【かぼちゃワイン】のスタジオで撮った一枚」として、山本さんやよこざわけい子さん、鶴ひろみさんらと写る写真を添えた。

   声優の瀧本富士子さんもXで、「4月に亡くなっていたなんて...」と驚きを伝えている。「魔法陣グルグルでオババ役でとても優しく接して下さり道でお会いしたら喜んで下さったり本当に沢山お世話になった大先輩」と思い出を振り返った。「大変お疲れ様でした ありがとうございました 心よりお悔やみ申し上げます」と追悼した。

   フリーアナウンサーの岩崎和夫さんもXを更新した。自身が担当していたラジオ番組「青春ラジメニア」(ラジオ関西)のコーナー「声優バケツリレー」に「出演して下さった時の声を今でも覚えている」と振り返り、「やりきれない」と悲しみを伝えた。

ちびまる子ちゃん公式X「長い間本当にありがとうございました」

   山本さんがかかわった番組や関係者からもメッセージが届いている。

   ちびまる子ちゃん公式Xは29日、「山本圭子さんは、1990年から2023年12月17日(日)放送の『まる子、記念写真を撮りたい』の巻まで『山田くん』役を演じて頂きました」とあらためて紹介。「長い間本当にありがとうございました。ご冥福を心からお祈りいたします」と追悼した。

   特撮ドラマ・映画監督の鈴村展弘さんもXで「私はVシネマの『燃えろ!! ロボコンvsがんばれ!! ロボコン』の時にチーフ助監督でご一緒させて頂きました」と明かし、「とても優しい方で、声優仲間たちからドド子さんと呼ばれ愛されておりました。 謹んでお悔やみ申し上げます」と悼んだ。

   そのほか、SNSでは「花沢さんなど印象に残る多くの声を演じてらっしたな・・・山本圭子さん、お疲れ様でした。ご冥福を・・・」「花沢さんの声好きだったな。声優さんの訃報が続きますね。ご冥福を祈ります」などの悲しみの声が寄せられた。

   発表によると、通夜と告別式は近親者で執り行われた。「ご遺族のご意向によりご報告が遅くなりましたことご諒恕のほどお願い申し上げます」という。

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