「スポーツマンシップに反するとして失格にすべきだ」
米スポーツメディア「エッセンシャリースポーツ」(ウェブ版)は、握手を拒否した永山の行為に言及し、インターネット上の柔道コミュニティーで永山が批判されていることを伝えた。
記事では「ファンは些細なことでも気にするもので、永山が握手を拒否したことで、何人かが激怒した」とし、ファンの怒りの声を紹介した。
「皮肉なことに、スペイン人は日本で生まれた格闘技のライバルに1000倍敬意を払っていた」「日本人はスポーツにおける価値観と敬意を思い起こすべきだ」「日本人はなんて性格が悪いんだろう。負けず嫌いで、ライバルとレフェリーを侮蔑している...スポーツマンシップに反するとして失格にすべきだ」
そして、「柔道は実践的な格闘技でありながら、相手を思いやることで発展してきた」と解説し、続けて永山の「非礼」に言及した。
「柔道でお辞儀をするというシンプルな行為は、敬意を表すものである。永山は対戦相手と握手もせず、お辞儀もしなかった。多くの人が、世界選手権で2度銅メダルを獲得した柔道家にシンプルな行為を期待していた」
ブラジル日刊紙『Estadao』(ウェブ版)も、永山の試合後の行為に焦点を当てた。
記事では「永山は判定に同意せず、マットの上で3分近く過ごして再検討を求めた」とし、「永山は、パリオリンピック柔道60キロ級準々決勝で敗退した後、スポーツマンシップを捨て、スペイン人のフランシスコ・ガルリゴス選手との握手を拒否した」と批判的に論じた。
60キロ級で起こった「不可解判定」は世界的に波紋を広げている。ガルリゴスのSNSに批判が殺到するなど、いまだ収拾がつかない状況にある。