パリ五輪・卓球混合ダブルス1回戦で敗退した日本代表の張本智和(21)、早田ひな(24)組を中国メディアが辛らつに評した。
卓球混合ダブルス1回戦が現地時間2024年7月27日にパリ南アリーナで行われ、張本、早田ひな組が、北朝鮮代表リ・ジョンシク、キム・クムヨン組に1-4で敗れ、初戦で姿を消した。
東京五輪に続く日本勢連覇どころか初戦敗退
第2シードでメダル候補の張本、早田組は、第1ゲームを5-11で落とすも、第2ゲームを11-7で取り返した。
ところが第3ゲームを7点差つけられ4-11で落とすと、続き第4ゲームは13-15。巻き返しを狙った第5ゲームは、粘りを見せるも10-12の2点差で落とした。
2021年の東京五輪の水谷隼、伊藤美誠組に続く同種目日本勢2連覇に期待がかかったが、まさかの初戦負けとなった。
卓球王国の中国では、メダル候補の張本、早田組は注目され、複数のメディアが試合結果を速報した。
「新浪体育」(ウェブ版)は、「張本、早田組が謎のペアに敗退、メダル獲得への大胆な発言がジョークに」などのタイトルで記事を展開した。
「この敗北は世界中の観衆に衝撃を与えただけでなく...」
記事では「張本、早田組はメダルを争うチャンスがあったのに大番狂わせとなった。この試合の結果には誰もが驚いた。この敗北は世界中の観衆に衝撃を与えただけでなく、日本でも大騒ぎを引き起こした。彼らの敗北は晴天からの落雷のようなものだった」と解説した。
そして、張本、早田組は中国の最大のライバルだったと指摘した上で、こう記した。
「張本、早田組は、世界ランキング2位の強力コンビとして試合前から大きな期待を寄せられ、中国ペアの優勝への道の最大の障害とさえ見られていた。しかし、運命のいたずらにより、彼らは最初の戦いで敗北した。これは間違いなく彼らの心理的資質と戦術的準備に対する厳しいテストだった」
スポーツ紙などの報道によると、張本は試合後、「悔しいしか出てこない。本当に悔しい」と唇をかみ、早田は「自分たちが戦術を変えられなかったのが敗因」と振り返ったという。