パリ五輪開会式のパフォーマンスが、世界的に注目を集めている。
パリ・セーヌ川沿いで行われ、地元フランス出身の歌手やパフォーマーらが多彩なパフォーマンスを繰り広げた。なかでも注目を集めたのは、式の序盤に見られたワンシーンだ。
切り取られた自身の首を抱えた女性が歌う
赤いドレスを身にまとい、切り取られた自身の首を抱えた女性が現れて歌い始めた。
この女性は、18世紀のフランス革命で斬首された王妃マリー・アントワネットと思われ、女性の歌を合図にメタルバンドの演奏が始まった。
建物の窓からは血飛沫を思わせる赤いテープや、赤い煙が噴き出す演出もあった。
開会式を生中継したNHKの解説によると、女性がパフォーマンスを行った建物は、フランス革命で王妃マリー・アントワネットが幽閉されたコンシェルジュリーだという。
このようなパフォーマンスは世界的に注目され、日本でも「マリー・アントワネット」「ギロチン」がXのトレンド入りした。
「さすが芸術と革命の都だなと思った」
Xでは、開会式をテレビで観戦したという視聴者からさまざまなコメントが寄せられた。
「これはめっちゃ攻めてる。何かとコンプラでがんじがらめになっている現代に、こういう表現ができるのが羨ま」「レ・ミゼラブルからのマリー・アントワネットギロチンからの首が歌うってかなり攻めきってすごいな」「日本でやったら炎上する」「キレッキレのパフォーマンスで幕を開けたパリ五輪」「いやはやおフランスらしい」「ギロチンにかけられたマリー・アントワネットが、首を抱えてるなんて素敵なパフォーマンス」「さすが芸術と革命の都だなと思った」
開会式での斬新かつ多彩な演出は、早朝の日本で大きな注目を集め、「マリー・アントワネット」「ギロチン」の他に、「ガガ様」「聖火の人」「愛の讃歌」「エッフェル塔」など、五輪開会式に関連するワードが入った。