「働きすぎニッポン」と言われながら...仕事よりも余暇の人7割 日本人をレジャー派に変えた「働き方改革」と「コロナ」

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「読書」「動画視聴」がレジャーのトップとは、悲し過ぎる

   ――その後、2021年以降に青色グラフの人がまた増えていますが、こちらはコロナ禍を経験したことが大きいですか。

広報担当者 そう思います。【図表2】を見てください。コロナ禍の期間中、「余暇時間のゆとり指数」(青色の折れ線グラフ)が大きくプラスになる一方、「余暇支出のゆとり指数」(オレンジ色の折れ線グラフ)が、その3倍もマイナスに下がっています。

自粛の巣籠もり生活を強いられて、余暇の時間はあまるほどあるのに、逆にお金を使う機会がほとんどなくなったということです。2021年に開かれた東京五輪だった無観客試合で行なわれたほどで、人々は、旅行や観劇に出ることもできませんでした。

コロナ禍の2020年と2021年に、余暇活動に参加した項目の上位を聞くと、1~2位が「読書」と「動画鑑賞」(レンタル、配信含む)です。それ以外の年は「国内観光旅行」や「外食」「ドライブ」が上位の常連だから、いかに余暇を楽しめなかったかわかります。

   ――「読書」や「動画視聴」がレジャーのトップなんて、悲し過ぎますね。

広報担当者 コロナ禍では仕事もオンライン中心で、あまりできませんでした。そうした生活の中で、改めて仕事のあり方を考え直し、余暇の大切さに気付いたとも考えられます。
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