信長に仕えた黒人の「弥助」を侍に仕立てたゲームが炎上 仏メーカー「フィクション」と釈明、それでも批判収まらず

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「フィクションとノンフィクションを曖昧にしたままでは」

   ゲームソフトに対し、ネット上で批判が高まったことを受け、ユービーアイソフトは7月23日、「『アサシン クリード シャドウズ』開発チームより、日本の皆さまへ」と題する声明を公式サイトに出した。

   そこでは、「史実や歴史上の人物を再現する目的で作られたものではありません」として、「あくまでも歴史上の実在の出来事や人物にインスパイアされたフィクション作品です」と理解を求めた。

   ただ、「弥助は侍として描写されますが、この点が議論の的となっていることは私たちも認識しております」とも言及した。「プロモーション素材の一部に監修が行き届かず、日本の皆さまにご懸念を生じさせることとなってしまいました」とも認めた。そして、「皆さまからいただいた建設的なご意見に基づき、ゲームを皆さまにお届けするその時まで、そしてその先も、改善の努力を続けてまいります」とした。

   問題視されたことについては、「歴史表現に情熱を傾ける私たちにとって、豊かな歴史と文化の忠実な表現を憂慮される皆さまのご意見は深く尊重されるとともに、日本の皆さまにご懸念を生じさせたことについて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

   ネット上では、「初めて戦国時代の舞台になったゲームにワクワクしてる」との声もあったものの、ユービーアイソフトの釈明や謝罪だけでは納得できないという声が根強い。

   「何故今までみたいに架空のキャラにしなかったのか」「フィクションとノンフィクションを曖昧にしたままでは」「肝心な部分は全く触れていないし謝罪にもなっていない」と疑問が噴出している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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