中国メディアがパリ五輪卓球女子代表の早田ひな(24)を警戒している。
パリ五輪卓球の組み合せ抽選が2024年7月24日、試合会場のパリ南アリーナで行われ、女子シングルスで第3シードの早田は、初戦でデボラ・ビバレッリ(イタリア)との対戦が決定した。
「早田は間違いなく16連敗を避けるために全力を尽くす」
早田が順当に勝ち上がれば、準決勝で第1シードの世界ランキング1位・孫穎莎(中国)と対戦する可能性がある。
卓球王国の中国は今大会、男女合わせて多くのメダル獲得が期待される。中国のライバルとなる早田の動向は大きな注目を集め、複数のメディアが抽選結果を速報した。
「新浪体育」(WEB版)は、早田を「中国代表の最大のライバル」と評し、「みなが最も見たいのは孫穎莎と早田の一騎打ちだ」とした。
記事では、これまで早田が孫に対して15戦全敗という事実を指摘した上で、「準決勝で早田と対戦した場合、間違いなく激しい戦いになるだろう」と予想。そして、「早田は間違いなく、16連敗を避けるために全力を尽くすだろう。孫穎莎は困難を覚悟する必要がある」と分析した。
孫は14年の初対戦から、早田に負け知らず。得意とする相手だが、地元メディアは早田の成長ぶりに脅威を感じているようだ。
「捜狐」(WEB版)は、「外国人選手の中で最も総合的な能力が高い早田ひなは、過去1年間で中国チームの主力選手を3度破っており、中国代表にとってかなりの脅威となっている」と警戒を深めた。