お笑いコンビ「ロザン」が2024年7月23日にユーチューブを更新し、パリ五輪代表を辞退した体操女子の宮田笙子(19)について私見を述べた。
日本体操協会は7月19日、都内で会見を行い、パリ五輪体操女子代表で主将の宮田が代表を辞退することになったと発表した。
「辞退というのはあくまでも本人の辞退」
スポーツ紙などの報道によると、宮田は6月末から7月にかけて、喫煙、飲酒を行い、都内のナショナルトレーニングセンターの宿泊棟でも飲酒をした事実が発覚したという。
この行為が行動規範に反するとして、宮田はパリ五輪出場を辞退。事前合宿地のモナコから既に帰国していた。
宮田が五輪代表を辞退したことについて、菅広文さんが「僕は辞退の方がいいんじゃないかなと思います」との見解を示すと、宇治原史規さんは「前提の話になって申し訳ないんですけど」と切り出し、次のように持論を展開した。
「今は『厳しすぎるじゃないか』とか、『しょうがいないじゃないか』という賛否になっていると思うんですけど、今現在、(日本体操)協会は処分を下してない。辞退したんですよ。本人と協会が話し合ってというふうになっているんですけど、辞退というのはあくまでも本人の辞退。辞退という言葉は本人が辞退するというときにしか使えない。だから1番は、処分が一体何なのかということをはっきり下した方がいい」
そして、今回の問題を論ずる上で、「辞退」と「処分」の違いを明確にすべきだと主張し、こう続けた。
「確かに辞退は処分じゃないよね」
「記事なんかでよく見られるが、『辞退という処分が厳しするぎる』という声があると。辞退という処分はない。どこを議論するかというときに、ちょっと注意した方がいい。今のところ処分は下されていなくて、本人が協会と話し合って辞退したという段階。 厳しすぎるというご意見の方は、どちらかというと宮田選手をかばうというか、擁護して今後将来のことを含めて。その気持ちは分かるが、議論すべきは、宮田選手が辞退したというのならば、『宮田選手本人は出たいと思っているのかどうか』というところを聞かないといけない」
さらに「これは憶測ですけど」と前置きした上で、今回の問題で議論すべきポイントを挙げた。
「(協会が)辞退を強要させたという可能性があるのならば、これは別の問題。ここを議論しなくてはいけない。(協会は)処分を下すべき。もちろん処分なし、という処分でもいい。もうひとつは、(辞退は)協会が勧めたかもしれないが、強要してはいけない。辞退を強要したのならば、ハラスメントに近い。だから、辞退を強要されていないかという2点を議論すべきだと思っている」
このような宇治原さんの意見がインターネット上で拡散されると、Xで話題に。「なるほどというコメント」「その通りだと思う」「なんかこの騒動違和感を感じていたけど その正体はこれ」「確かに辞退は処分じゃないよね」「そう言う事なのか」「思考が同調したかのように100%同意見だわ」などのコメントが寄せられた。
宮田の五輪代表辞退問題は、パリ五輪直前ということもあり、複数の海外メディアが取り上げ、大きな注目を集めている。