【DeNA】筒香嘉智が疲労骨折でオールスター辞退 米国から戻って体に大きな負荷「焦りは禁物」

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   DeNA・筒香嘉智が左肋骨の疲労骨折のためファン投票で5年ぶりに選出されたオールスター出場を辞退した。

  • 筒香嘉智選手(2019年1月撮影)
    筒香嘉智選手(2019年1月撮影)
  • 筒香嘉智選手(2019年1月撮影)

球宴のファン投票でセ・リーグ外野手部門3位の64万2581票

   シーズン途中に米国から5年ぶりに復帰した今季ここまで、38試合出場で打率.206、6本塁打、18打点をマークした。

   復帰初戦となった5月6日のヤクルト戦(横浜)で2点ビハインドの8回に右中間へ逆転3ランを放ったが、6月は月間打率.161、2本塁打、9打点と試行錯誤を繰り返した。

   7試合連続でスタメンから外れるなど打撃の質を見つめ直す中で、7月4日の練習中に左脇腹に違和感を覚え、翌5日に登録抹消された。

   満足な成績を残しているとは言えないが、球宴のファン投票でセ・リーグ外野手部門3位の64万2581票を集めたのはDeNAファンのみならず、プロ野球ファンから根強い人気を誇る証と言えるだろう。

「コンディションを万全の状態に戻すことが先決」

   ケガにより出場辞退となったが、スポーツ紙デスクは「焦りは禁物です」と強調する。

「米国から戻ってきて、日本野球に適応するために体に大きな負荷がかかっている。まずはコンディションを万全の状態に戻すことが先決です。DeNAは打線が稼働しているので、筒香が必要不可欠という状態ではない。今年に限って言えば、シーズン終盤に戻ってきてチームの力になれば十分だと思います。日本と米国の投手ではタイミングの取り方が違うので、多少時間をかけてでも打撃のスタイルをファームで固めた方がいいと思います」

   筒香が本職の左翼は佐野恵太が守る。佐野は一塁も守れるが、オースティンがレギュラーで定着している。

   この2人が打線の軸として稼働しているため崩す必要はないだろう。

   優勝争いが佳境を迎えるシーズン終盤はベテランの経験値が必要になる。その時に備え、筒香の活躍に期待したい。(中町顕吾)

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