ビジネスリアリティ番組「令和の虎CHANNEL」(登録者数119万人)に74歳の女性が応募者として出演したが、主宰の岩井良明社長がプレゼンの拙さにガチギレ。一方で岩井氏は「志願者が足りてなかった」として、本来は出演させるべき水準に達していなかった人を出演させたことを土下座して詫びた。女性を出演させた運営側に批判が続出している。
「あなたが延々と喋る番組じゃないんですよ」「地獄の時間だな、これ」
今回批判が出ているのは、2024年7月15日に公開した動画。現在は無職だが起業のため法人化の手続きをしているという74歳の女性が登場した。「革新的フロントホックブラを製造販売したい」として500万円の融資を求めた。
女性が持ち込んだのは、1本の肩ひもでつながっており前側にホックがあるブラジャー。通常のものとは異なり、後ろからチョッキのように羽織る形で、アンダーバストが関係なく幅広いサイズの女性が着られる。女性は懸命にプレゼンするも、社長らの言葉に被せて話してしまうなどトークの拙さが目立った。実業家の岡田真弓氏が実際に服の上から試着したが、「複雑すぎる」「これを販売するのはハードルが高いかな」と魅力は伝わらなかった。
すると、見かねた主宰の岩井良明氏は女性に「あなたが延々と喋る番組じゃないんですよ。このままだとちょっとまずいです」とコメント。「地獄の時間だな、これ」「悪いけど使えない、これ」と続けた。
実業家の青笹寛史氏は「収録続けます?」と疑問。青笹氏が「悪気があって来られているわけじゃないんで」というと、女性が話し出した。すると岩井氏は「喋るのやめて!」「人が喋ってるから被せるなよ。ガキには言うけどこんな年配者に言いたくないわ」と声を荒げた。
青笹氏は「ご年齢のこともありますし、悪いっていうわけじゃないんですけど、収録として成立しないんじゃないかな」とし「志願者の面談が、ちょっと疑問です。誰も得をしていない」と女性の出演を決めた運営サイドに苦言を呈した。
「やり過ぎ どんな理由があろうと70歳以上の志願者を泣かすって...」
すると岩井氏は「本当にすみませんでした」「足りなかったらしいっす、志願者が」と土下座。「出しちゃダメです。彼女のためにも」とし、「全面的に運営の責任」だと認めた。女性は涙をぬぐう様子を見せた。
続けて岩井氏は「年齢じゃなくてあなたのせいだよ。何言ってるのか本当にわからない」とし、「あなたが社長をやって、このビジネスがうまくいくわけないじゃん。残酷なようだけど、年金もらって穏やかに暮らしたほうが良いよ」と諭した。すると、女性は涙を流し声を震わせた。
岩井氏は「『出てください』って言った運営が悪いです。本当に申し訳ない」とコメントした。
この動画に対しては、批判の声が多く寄せられた。
「やり過ぎ どんな理由があろうと70歳以上の志願者を泣かすって...。何がそうさせるんだ...」
「公開いじめみたいなのほんとに酷すぎるわ」
「『すみません、運営の責任です』って土下座したのになんでまた詰めるの...人数足りませんでしたってわざわざ言わなくたっていいじゃない。ひどすぎるよ...」
「最低過ぎた‥今回は‥最低過ぎる‥非公開にする気ないんだな」
「最悪でした 運営の問題を認めた上でこれを投稿してしまうのは最低です」
「こんな胸糞回は初めてです。もう見ません」
「1番最低な回でした。あまりにも可哀想です。罵声浴びせすぎですし、岩井さん、1番被せて喋ってるのはあなたですよ、一度自覚したほうがいいと思います」