毎日新聞社は2024年7月17日、富山県内での印刷した本紙の配送を24年9月末をもって休止すると発表した。10月以降の記事については、同社のニュースサイト「毎日新聞デジタル」で購読できる。
「全国紙としての役割を果たして参ります」
毎日新聞社は、大阪府内の工場で印刷した新聞を富山県内に輸送してきた。印刷・輸送にかかるコストの増大に加えて、県内の発行部数の減少傾向で、配送体制の維持が難しくなったためだと説明している。
24年10月以降も、富山支局を拠点とした県内の取材体制は維持する。「これからも富山のニュースをデジタルや本紙全国版、北陸版などで発信し、全国紙としての役割を果たして参ります」。
県内の読者に対しては、「毎日新聞デジタル」への移行を促している。また、郵送での購読も可能だとしている。