阪神・近本光司、中野拓夢「Wスタメン落ち」 球団OB持論「とっかえひっかえしないほうが」...初回先頭「見逃し三振」はがっかり

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「本物のレギュラークラスは極端に言うと全試合出るくらいの気持ちで」

   先頭の小幡竜平内野手(23)が四球を選んで出塁すると、続く大竹が送りバントを決め1死2塁。さらに野口が四球で出塁し、1死1、2塁とチャンスを広げた。

   得点のチャンスに、岡田監督は近本を代打に起用。近本は期待に応えてライト前ヒットを放つも小幡がホームでタッチアウトとなった。岡田監督はリプレーを要求するも判定は覆らず2死1、3塁からのスタートとなった。

   田尾氏は小幡の走塁について「小幡の足なら楽に帰ってくるかなと思ったんですが、多分走塁の途中で小幡が足を痛めたんだと思います」と前置きし、次のように持論を展開した。

「タイミング的にはセーフのタイミングで行ったのですが、どういうわけか小幡がスライディングで、回り込んで手でタッチしにいった。キャッチャーは今、ブロックしてはいけないので、ホームベース上が空いている。そこにストレートでドーンといけば、完全にセーフのタイミングだった。あえて回り込んで、手でタッチした。足で行ってもセーフだったと思うし、今はホームにヘッドスライディングをして左手でベースにタッチする。これが主流になっている。1番速いと言われている。あそこはヘッドスライディングで行ったら楽にセーフだった」

   得点のチャンスを逃した阪神は直後に、渡邉諒内野手(29)がセンター前にヒットを放って逆転に成功。ところがその裏に2点を失い試合をひっくり返された。

   田尾氏はこの日の岡田監督の起用法を「ある意味奇襲策という感じだった」と評し、現役時代の経験を踏まえ、

「選手を代えて気分一新というのもひとつあると思うが、これだけガラッと代わってしまうと、前後のつながりが非常に難しくなると思います」

と語った。

   そのうえで、「本物のレギュラークラスは、極端に言うと、全試合出るくらいの気持ちでいてもらいたいし、そうあってほしい。それをときどき疲れているのが見えるので休ませる。そういうことは必要だが、作戦面の中で、いろいろとっかえひっかえというのはあまりしない方が、終わってみたら結果として残っている気がします」

   17時点でリーグ4位のチームは、18日からホーム甲子園球場でリーグ2位の広島と3連戦を予定。オールスター戦明けの26日からは中日との3連戦を控えている。

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