アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが2024年7月16日にXを更新し、自身に向けられた「実は歩ける」という憶測に反論した。
猪狩さんは18年4月に歩道で事故に遭い、脊髄損傷による両下肢麻痺と診断され、車椅子生活を送りながらアイドルを続けている。
「"健常者の脚に見える"は褒め言葉として受け取ります」
猪狩さんは7月13日にXで、自身の投稿に寄せられた「ビジネス下半身不随の人が本当に車椅子でしか生活できない人の気持ちわからない」とのコメントに反応し、「車椅子に座ってること以外は普通の見た目の身体だから、"本当は脚動くのかも"と思う人がいても仕方ないとは思ってる。動いたらどれだけ嬉しいか...!!」と思いをつづった。
そして「"有名になりたくてわざと事故に遭った"と言われたこともあるけど、何かと引き換えに車椅子に乗らないといけない生活なんて絶対したくないです」と反論した。
この猪狩さんの投稿について、あるXユーザーが、下半身不随の人の脚は「びっくりするほど細い」として、猪狩さんは比較すると健康的な脚に見えることから、「実は歩ける」疑惑を抱いているとコメントした。
猪狩さんは16日にこの投稿を取り上げ、「"下半身付随の方の脚の細さに比べて、健常者の脚に見えるから歩ける疑惑が出る"らしいですが、それは日々のリハビリの成果だと思います」と反論した。
猪狩さんは「装着型サイボーグHALで歩行したり、EMSで筋肉にアプローチしているので、私の身体のケアをしてくれている先生にも『脚に筋肉がついたね』と言われます」とリハビリの内容を明かした。
そして「"健常者の脚に見える"は褒め言葉として受け取ります」と前向きに応じた。
G.G.佐藤「言葉の刃はいつか自分に」「言葉の力は応援に使って」
Xユーザーからは
「猪狩さんの下半身不随になったニュースって当時は全国ニュースにもなっているから、本当は歩ける疑惑とかはあり得ないはず。科学技術の進歩で猪狩さんが言った様にサイボーグ技術のアシストを受けての歩行訓練はあるので。足の筋肉が付いたのは猪狩さんのリハビリの賜物です」
「歩くために最先端のリハビリをしてるから、筋肉落ちて細くなった脚と比べれられてもだし、それだけ努力してる人を捕まえて誹謗中傷するのが解らない。1日動かないだけでも減る筋力を維持してるの凄い!」
「リハビリ頑張ってる姿も投稿してくれてるし、脚綺麗だな衣装似合うなとは思ってたけど、それをそんなふうに言う人がいるんだ......ひどいなあ。見えないとこで努力して、皆の前では笑顔で楽しそうな姿見せてくれるってアイドルのお仕事だし、アイドルの鑑なのよ」
「疑われる程の日々の鍛錬。並大抵ではないと、言う事だな... 素直に尊敬します」
などの声が寄せられた。
また、埼玉西武ライオンズのファンである猪狩さんに、YouTubeの企画で投球指導した、ライオンズの元選手・G.G.佐藤さんは、「上半身の力しか使えない中、たくさん練習して乗り越えていく姿をG.G.は知っています 言葉の刃はいつか自分に返ってきます 言葉の力は応援に使ってほしい」とコメントしている。
“下半身付随の方の脚の細さに比べて、健常者の脚に見えるから歩ける疑惑が出る”らしいですが、それは日々のリハビリの成果だと思います。
— 猪狩ともか???? (@igari_tomoka3) July 16, 2024
装着型サイボーグHALで歩行したり、EMSで筋肉にアプローチしているので、私の身体のケアをしてくれている先生にも「脚に筋肉がついたね」と言われます。… pic.twitter.com/0wquujFovg