夢の億万長者か?現実の数千万円か? 「サマージャンボ」どう狙う...「宝くじ研究家」がすすめる組み合わせ(2)/ニッセイ基礎研究所 主席研究員・篠原拓也さん

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「宝くじ愛」あふれる、当せん者の買い方と保管方法

――なるほど。「宝くじ愛」といえば、「宝くじ公式サイト」をみると、歴代のジャンボで1億円以上を当てた人の話が載っています。みんな、宝くじの買い方や保管の仕方に「愛」と「こだわり」をもっていますよ。たとえば、買い方ではこんな声がありました。

「30年間、『良い日』に購入してきました。『大安』などではなく、素晴らしい人に出会えたなどの良い出来事があった時に、20~30枚まとめて買います」
「いつも売り場の人の笑顔がステキな方、優しそうで福顔の方を選んで買っています」
「犬派でしたが、猫を飼うようになってから運が向いてきました。市内の売り場で、地面のコンクリートが固まる前に猫の足跡がついたところがあり、よく当たると聞いたのでそこで買ってみたら......」
「(妻)よく行くゴルフ場にシカが出たのです。これは、(宝くじを買うと当たるという)お告げではないかしらと夫に言いました。/(夫)いや~。あのゴルフ場はよくシカやイノシシが出ますからね(笑)」

買った宝くじの保管の場所にも気遣いが感じられました。こんな風です。

「購入した宝くじは、縁起物の龍の置物の下に置いております」
「床の間にヒノキの切り株があり、その上に置きます。オモシとして東北で勝った5円玉を使った飾り物を乗せて抽せん日まで待ちます」

......私なんか、買った宝くじは冷蔵庫のドアに磁石で張り付けたままですから、これからは敬意を払わないといけませんね(笑)。

篠原拓也さん 縁起を担いで、家族の誕生日とか、結婚記念日とか、大安吉日とか、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)を選んで購入するとか、なんでもいいです。とにかく、できることをすべてやり尽くして抽せん日を待つことが大切かもしれませんね。

「やった感」を味わうことも宝くじの楽しみなのですから。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)



【プロフィール】
篠原 拓也(しのはら・たくや)
ニッセイ基礎研究所保険研究部主席研究員兼気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト兼ヘルスケアリサーチセンター主席研究員

1992年日本生命保険相互会社入社、2014年ニッセイ基礎研究所へ。
研究分野・専門分野:保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務。
保険商品の開発や価格戦略をベースとして、保険事業の経営・リスク管理全般を研究している。特に最近は、気候変動問題が保険事業に及ぼす影響について、多面的に調査や研究を進めている。

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