夢の億万長者か?現実の数千万円か? 「サマージャンボ」どう狙う...「宝くじ研究家」がすすめる組み合わせ(1)/ニッセイ基礎研究所 主席研究員・篠原拓也さん

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億万長者521人誕生、合計883億円ゲットした売り場

――バラ売りと連番は、確率的に違いはありますか。

篠原拓也さん 確率的には同じですが、楽しみ方が違います。1枚、1枚ワクワク感を少しでも長く楽しみたい人はバラ、早く結果を知りたい人は連番です。ただ、バラは前後賞がないので、ジャンボの場合の「7億円」は無理です。

ただし、1等の前後賞の「1億円」だけが当たる可能性があります。連番で末尾が0~9番号のくじを買った場合は、「1億円」だけが当たるのは1等と前後賞が「0」と「9」で分断されたときだけです。でも、バラで買ったときは「1億円」だけが当たる可能性が常にあります。

――売り場の当たり外れもありますか。私はいつも東京銀座にある日本一の売り上げを誇る「西銀座チャンスセンター」で買っていますが、ここは地方からも代表者がまとめ買いに訪れ、いつも長蛇の列です。

最新のウェブサイトをみると、「平成から令和にかけて億万長者が521人誕生、合計883億円ゲット」とありました。

篠原拓也さん 確率的にはどこで買っても全く同じです。ただ、地方から上京して東京観光を楽しみ、銀座で宝くじを並んで買い、お土産として郷里の人々に持って帰るとは、なんと、素晴らしい宝くじの楽しみ方でしょうか。

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(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)



【プロフィール】
篠原 拓也(しのはら・たくや)
ニッセイ基礎研究所保険研究部主席研究員兼気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト兼ヘルスケアリサーチセンター主席研究員

1992年日本生命保険相互会社入社、2014年ニッセイ基礎研究所へ。
研究分野・専門分野:保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務。
保険商品の開発や価格戦略をベースとして、保険事業の経営・リスク管理全般を研究している。特に最近は、気候変動問題が保険事業に及ぼす影響について、多面的に調査や研究を進めている。

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