スリーピースロックバンド「SHISHAMO」のドラム、吉川美冴貴さんが2024年7月14日、インスタグラムで「かねてよりお付き合いしていた女性の方とパートナーシップの宣誓を行いました!」と発表した。
SNSでは、祝福の声とともに吉川さんが過去に作詞した楽曲に注目する投稿が相次いでいる。
「いつか、結婚できる日が来たらもっともっと嬉しいです!」
吉川さんは14日、インスタグラムを通じてパートナーシップの宣誓を行ったことを報告した。バンドメンバーに囲まれ、お祝いのケーキを前にした記念写真も公開している。
今後について、「嬉しいことは2倍に、そして悲しいことは半分こにしながら、彼女とこれから2人で手を取り合って人生を歩んでいきます! そしていつか、結婚できる日が来たらもっともっと嬉しいです!」との思いをつづった。
発表に際し、「今回このことを公表するにあたって、気になっている方もいるかもしれないので」として、自身の性的指向・性自認についても明かしている。
「私は『女性として、女性のことが恋愛対象』な人間です。私はボーイッシュな格好が好きなので混乱させてしまうかもしれませんが、性自認は女性です」
自身に関する情報を明かした理由については、「応援してくださる皆さんには、隠し事をせず、自分の大切な根幹の部分をお話ししたいと思いました」と説明しつつ、「ただ、私はいままでもこれからも何も変わりません! SHISHAMOが大好きで、ドラムが大好きで、皆さんのことが大好きな吉川のままです!」とした。
SNSでは、ファンから「いいね 1回じゃ足りなすぎる!! おめでとうございます」「めちゃくちゃおめでとう! もう泣きそうなくらい嬉しい ホント吉川さんを推してて良かった♪」など、祝福の声が相次いだ。
ファン「10年越しに答え合わせができて震えている」
こうした中、注目を集めているのは、吉川さんが過去に作詞したSHISHAMOの楽曲『僕に彼女ができたんだ』だ。2013年発売のデビューアルバムに収録されている。
周囲には関係を秘密にすると約束し合った恋人ながら、誰かに自慢したい恋心を歌った歌詞に、同性のパートナーを持つ吉川さんの想いが込められていたのでは、と考えるファンの投稿があがった。SNSでは、パートナーシップの宣誓を受け、改めて楽曲の魅力を噛み締めるファンの声が目立つ。
「『僕に彼女ができたんだ』が凄く大好きな曲なんだけど、歌詞に込められた本当の意味が分かって震える、素敵すぎるよ!!」
「SHISHAMOの『僕に彼女ができたんだ』ってレズをカミングアウトしてない女の子が彼女との日々を噛み締めてる歌だよね? と言っても当時全く共感を得られなかったんだけど10年越しに答え合わせができて震えている。おめでとうございます」 「わ! リアル『僕に彼女ができたんだ』じゃん! おめでたい! 冷やかすから存分に自慢してほしい!!」