自治会は「ガチャ要素」が強くて戦慄する 必要?不要?Xで議論に...「自治会・町内会」問題

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それでも町内会の役員を続ける理由

   「必要ない」「できれば入りたくない」といった後ろ向きな話が目立つ町内会・自治会ですが、「それでも町内会の役員を続けている」というXユーザーの投稿が反響を読んだ例もあります。

   投稿者は、阪神淡路大震災の折の被災地の様子について「救援物資のすさまじい奪い合いが発生したり、被災者どうしで共同作業をする気力も失った状態だった避難所」と「町内会に信頼できるリーダーがいて、物資の分配にも秩序があり、被災者どうしで互いに助け合っていた避難所」とがあったと語ります。

   結果的に、秩序が保たれている避難所とそうでない避難所との間で物資の供給に偏りが出るようになり「秩序が崩壊している地域の被災者は水や食料や衣類をもらうチャンスを失う(負の)スパイラルが発生していた」と振り返っています。

   この時の経験から、投稿者は「昨今不必要だと言われる町内会が、未曾有の有事に威力を発揮した例かもしれない」「『地域住民の絆を作る』だけでも恐らく有事には強くなる」と考え、啓蒙のため今でも町内会の役員を続けているそうです。

きっかけは震災の時に...「実は必要ないのでは?」と言われ続ける町内会、それでも自分が役員を続けている理由 - Togetter

   投稿に対しては「有事(なにか起きたとき)のための、平時の無駄とか余白って実は大事」と共感する声や、「豪雨で体育館に避難した時、避難所で近所の人を知ってることがどれほど安心、秩序の安定につながるかを実感した」「町内の会合に毎回出てたおじいさんが来てなくて、家まで行ってみたら倒れてたってことがあったので、町内会とか地域の繋がりはバカに出来ないなと思ってる」といった実体験から自治会の必要性について言及する声が相次ぎました。

   Xでの町内会・自治会に関する話題を見ると、多くのXユーザーがその仕組みについて「無理がある」「時代にそぐわない」と感じていることが分かります。

   一方で、町内会・自治会が現代まで残り続けていることには、一定以上の理由があるとも言えます。引き続き「これからの町内会・自治会のあり方」についての議論が続いていきそうです。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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