「兵庫県、はずかしい」知事のX投稿発掘→「ブーメラン」の指摘 告発された「パワハラ」体質、その素性を振り返る

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「兵庫県これは異常ですよ」「一刻も早く辞職をするべきだ」

   関西テレビの22年2月11日のウェブ版記事によると、斎藤氏は、知事選で繰り返し訴えた公用車問題については、最高級車「センチュリー」に一度も乗らず、職員移動用のワンボックス車を使う徹底ぶりだった。

   また、選挙で「現場にどんどん出る」と訴えた通り、よく視察に出かけ、保健所の多忙ぶりを見て、ペーパーレス化を一早く推進した。

   その一方で、1日1回更新していたXでは、批判的な意見を寄せる県民らに対し、次々にブロックした。精神的にしんどいのでそうしている、と斎藤氏は説明していたという。

   このことについて、関テレの記者は、「斎藤知事の聞く力には疑問符がつく」と書いていた。インスタで、自らへの批判はスルーし、激励に対しては丁重にお礼を述べる、といった行為と一脈通じているとも言えそうだ。

   今回のパワハラ問題で、頑なに辞職を拒む斎藤氏に対しては、ネット上で、不満がくすぶっている。

「兵庫県これは異常ですよ」「一刻も早く辞職をするべきだ」「兵庫県民がリコール請求をしたらいい」

   ただ、副知事が5回も辞職を求めたのに対し、斎藤氏は、すべて断ったという。県庁にも、辞職要求を中心に700件以上の意見が来ているというが、斎藤氏は7月12日の会見でも、「県職員らと信頼関係を再構築し、県政を立て直していく」と続投を表明した。

   こんな異常事態になって、斎藤氏が告示前にXで投稿し、物議を醸した発言がブーメランになっているとの指摘が出ている。

   それは、県政の現状を憂い、「『兵庫県、はずかしい』。こどもたちからそんな声が出ています」との発言だ。これに対し、それは斎藤氏のせいだとして、「当選してしまったけどブーメランとして戻って来た」と指摘する声が出た。

   なお、斎藤氏は、投稿後に削除して謝罪し、「兵庫をより良くしたいという気持ちは変わらず、皆様の声と共に歩んでまいりたいと思います」と釈明してはいた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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