「岡本もサードの方がピリッとする」
「ショートを2試合させて1試合休ませるとか。返り咲くということではなくて、野球のカンを取り戻させる。あれだけショートをずっと守ってきた人だけに、ショートはショートの野球があると思う。それと、坂本の中のリズムというものが。サードでも悪くはないが、リズムを思い出させるためにも、ショートで使ってもまだ大丈夫だと思う。あれだけ休んだから」
そして、坂本をショートに戻すもう一つの理由について、こう説明した。
「大城がせっかくいい状態になってきているし、岡本もサードの方がピリッとする。だから坂本がショートに入ってもいいのかなと思う。だましだましショートで使ったらどうかと思う」
今シーズン巨人のショートは、門脇誠内野手(23)が開幕スタメンを勝ち取ったが、5月下旬からルーキーの泉口友汰内野手(25)が起用されるようになった。
このような状況の中、高木氏は、後半戦は坂本、泉口、門脇の3人でショートのポジションを回していくことを提言した。
「阿部監督が我慢して泉口を使ったり、門脇を使ったり。コンバートという頭がありながら、そこを変更しながら、チームが上手い具合に回るように考えて工夫している。坂本の扱いをこれからどうしていくのか。(坂本を)ショートで使ってもいいと思う。できないということはない。1年を通してもたないだけで。(シーズンの)3分の2もつかと言えばもたないだけ。ここから半分くらいは持つと思う。だからショート坂本の復活はありだと思う」
チームは12日からホームの東京ドームでリーグ2位のDeNAと3連戦を予定し、15日から3位・阪神との3連戦を控える。