プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球評論家の高木豊氏(65)が2024年7月11日にユーチューブを更新し、巨人・坂本勇人内野手(35)の起用法について私見を述べた。
2軍で調整していた坂本は12日に1軍に合流。同日から東京ドームで行われるDeNA戦に出場する見通しだ。
「阿部監督の中では、坂本はリーダー的存在というふうに」
スポーツ紙の報道によると、阿部慎之助監督(45)は「6番・サード」での起用を考えているという。
坂本は今シーズン61試合に出場し打率.234、4本塁打、18打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.590で、打撃の数字はいずれも低調だ。
6月26日には出場登録を抹消され2軍で調整していた。イースタン・リーグでは、3試合に出場して通算6打数無安打2四球だった。
坂本の実力を高く評価している高木氏は「気持ちの問題。気持ちをどう持っていくか。ファームのゲームに出ていて、結果がいろいろ出ているがそういうのは度外視。気持ちが入るか入らないかで全然変わる。本人の気持ちがどうなのかということ」と指摘し、阿部監督の胸中を次のように推測した。
「阿部監督の中では、坂本はリーダー的存在というふうに思っているから、野球を一緒にやりたいと思っているはず。岡本(和真)が(チームを)引っ張ったりとか、大城(卓三)が戦列に復帰したとか、丸(佳浩)が頑張っているとかあるが、やっぱり坂本だと思う。阿部監督の中では。ここらへんがしっかりしてくれないと、ということを常々思っているはず。坂本が経験したことから導いていくことは誰にも真似できない。そういうことに期待していると思う」
坂本不在の中、チームは11日時点でリーグ首位に立っている。高木氏は「今がうまくいっているので、(ポジションを)動かす必要はないと思う」と指摘する一方で、坂本のショート復帰に言及した。