シュークリーム専門店「ビアードパパ」が販売していた商品にアレルギー成分の表記漏れがあった件で、運営会社のDAY TO LIFE(大阪市)は2024年7月11日、同事案が発生した原因と今後の対応策について、公式サイトで発表した。
アレルギー表記漏れの発生原因&再発防止策
7月1日に発売した期間限定の商品「ブラックモンブランシュー」のプライスカード、販促物、アレルギー原材料一覧の表記内容に誤りがあったと、運営会社は説明。本来表示すべきアレルギー成分表記に「落花生」の記載がなかった。
同社は7月11日、「落花生」の記載漏れをした原因について、同社が販売する商品のアレルギー原材料一覧表の作成時における確認に漏れがあったと説明している。
「弊社内で使用する、用途の異なる当該商品の原材料規格書 2 書式があり、本来それぞれの記載内容の相違点チェックの仕組みが充分に機能しておらず、本件では、そのチェックが行えていませんでした」
チェックされていない、最新版ではない誤った内容の原材料規格書をもとに、アレルギー原材料一覧表の作成が行われ、「落花生」の記載が漏れてしまったという。
今後の再発防止策としては、特定原材料等(28 品目)の表記において、社内の一機関が単独で確認を行っていた作業を、24年7月以降発売の商品からは、社内体制を整備し、複数組織での重複確認作業を徹底するとのことだ。
また、24年7月以降に同社が販売する商品では、主原材料としての「落花生」の使用は原則使用禁止に。また、同社が掲示するアレルギーの一覧表に、原材料の製造段階における混入の注意喚起の表記も継続して掲示を行う。また、規定ルール順守の状況を確認するための独立組織も設置すると説明している。