「カスハラ」対策方針は他にも
JR東日本グループも24年4月、カスタマーハラスメントに対する方針を策定したと発表している。同社は、こう報告している。
「当社グループのサービスをご利用されるお客さまの一部には、暴行、脅迫、ひどい暴言、不当な要求等のカスタマーハラスメントに該当する迷惑行為が見受けられることがあります」
同社は、「社員の尊厳を傷つけ、安全で働きやすい職場環境の悪化を招くもの」と指摘した上で、カスハラの例を挙げた。
全日空(ANA)と日本航空(JAL)も24年5月、共同で対処方針を定めたと発表。乗客の意見や指摘には「丁寧かつ誠実に対応」するとする一方で、カスハラに該当する行為を「暴言、大声」「脅威を感じさせる言動」の9つのパターンに分類している。