中国メディア「捜狐」(WEB版)が2024年7月10日、パリ五輪女子バレーボール日本代表の古賀紗理那(28)の特集記事を組み、古賀の引退が中国に与える影響を分析した。
古賀は7月9日にインスタグラムを更新し、パリ五輪後に現役引退することを発表した。
「古賀の引退はバレーボール界全体に衝撃を」
古賀の引退発表を受け、「捜狐」は「古賀の引退は中国女子バレーボールチームにどのような影響を与えるのか?」などのタイトルで記事を展開した。
記事では、「古賀は若干28歳でパリ五輪後に輝かしいキャリアに終止符を打つ」とし、「古賀の引退はバレーボール界全体に衝撃を与え、バレーボールファンにとって、このニュースは大きなショックだ」と報じた。
同メディアは、バレーボール選手としての古賀を高く評価した。
「古賀は単なる選手ではなく、フィールド上のファイターであり、チームの魂だ。彼女はネーションズリーグでベストアウトサイドヒッター賞を受賞したばかりだ。絶頂期にある古賀の引退は、日本女子バレーボールチームにとって大きな打撃となるに違いない」
一方で、古賀の引退が中国に与える影響を独自に分析。「中国の女子バレーボールチームにとって何を意味するのだろうか?」とし、次のように続けた。
「日本チームと常に互角の勝負をしてきたので...」
「古賀の引退は、日本の女子バレーボールチームがコート上の将軍を失うことを意味する。中国女子バレーボールチームとしては、日本チームと常に互角の勝負をしてきたので、古賀の引退が中国にとって精神的に有利になるのは間違いない」
女子バレーボールにおいて、日本と中国はライバル関係にあり、世界ランキングで日本が7位、中国が6位に入っている。
中国は日本同様にパリ五輪に出場する予定で、プールA(フランス、アメリカ、中国、セルビア)に属している。
日本はプールB(ブラジル、ポーランド、日本、ケニア)で、プールCは、イタリア、トルコ、オランダ、ドミニカ共和国が入っている。