ネット上の無料学習コンテンツが、最大ライバルに
――今後の学習塾業界はどうなるでしょうか。また、保護者としては、子どもに行かせる学習塾を選ぶ際、どういうことに気をつけたらよいと考えていますか。
担当者 選択肢が広まっているということは、ユーザー側にとってはメリットが大きいです。指導スタイルや方針が子どもに合っていること、各家庭のニーズに合っていることが第一条件になるでしょう。
「学歴だけがすべてではない」と、社会の意識が変わりつつあるなかで、学習塾側は選ばれる立場となり、ますます競争が激化し、特徴や実績が乏しい塾は淘汰が進むと思われます。
無料の学習コンテンツが多数ネット上にアップされており、今後はこれが大きなライバルになっていくと思います。講師の質も問われ、よりよい人材を集めるためには人件費の問題も避けては通れません。塾の統廃合なども含め、動向に注視していきたいと思います。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)