立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)は2024年7月10日、東京都知事選に出馬した石丸伸二氏(41)のメディア対応について、「普通に回答できることを一々一々相手を嘲笑しながらまぜっかえし、まともな会話が成立していません」などとXで批判した。
米山隆一氏「早々に距離を置くタイプ」
発端は、実業家の堀江貴文氏(51)による7月8日の投稿だ。石丸氏の返答が怖いという主旨の投稿に対し、堀江氏は「BotとかChatGPTでも答えられるような質問にいちいち答えるのダルいっすよ。それでも答えろと?」と、引用しながらXで見解を示した。
続けて「みんな我慢して答えてあげてんだよ。ニコニコしながら」と、堀江氏。「普通の神経では耐えられないよ。そんな人が政治家になってるわけよ。それがデフォだと思ってる神経が異常なんだわ」。
米山氏は10日、堀江氏の投稿を引用してXで反論。「それが民主主義ですよね。人ってそういうもので民主主義は全員が質問権がありますから」と指摘。面倒な質問には答えないということは、面倒な質問をする人は排除するという意味だと説明した。
「勿論TPOで、無限に質問が来るSNS等には相応に対応すればいいですが、一定のTVや記者会見なら応えるのが民主主義政治家だと私は思います」
続く投稿で、米山氏は、TBS系ニュースサイト「TBS NEWS DIG」の動画を紹介。7日の都知事選開票後、TBSアナウンサーの篠原梨菜さんやTBS政治部の川瀬善路さん、JX通信社の米重克洋さんが、石丸氏にインタビューする内容だ。
石丸氏のメディア対応について、米山氏はこう指摘した。
「これが話題の石丸氏のインタビュー。普通に回答できることを一々一々相手を嘲笑しながらまぜっかえし、まともな会話が成立していません。こういう方が上司になどなろうものなら最悪、正直部下でも友達でもげんなりで、早々に距離を置くタイプの方だろうと思います」
一方、米山氏は「これが受けて、165万票もとった現実は現実」と指摘。「我々はSNSの特性を良く分析し、見る人が楽しみながら、候補者の政策や能力、人となりを伝えられるSNS広報戦略・戦術・技術を取得していかなければならないと思います」。