駐日イスラエル大使であるギラッド・コーヘン氏が、小池百合子東京都知事の再選を祝福してツーショット写真を公開したことをめぐり、小池氏に敗れた蓮舫氏が批判し、波紋を広げている。
「この外交は私の考えではあり得ません」
発端となったのは、コーヘン大使が2024年7月9日にXで公開した小池氏とのツーショット写真だ。ポストでコーヘン大使は小池氏の都知事再選を祝福し、「we look forward to further strengthening the bonds between Tokyo and Israel.(東京とイスラエルの絆がさらに強化されることを期待しています)」とつづっていた。
蓮舫氏は10日にXでこのポストに反応し、「敗者ですが言わせてください」と前置きしつつ、「当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません」「都民の1人としても、とても残念です」と批判した。
しかしネットユーザーからは、今回の都知事選当選直後ではなく、2022年に撮影された写真だと指摘する声が相次いだ。実際にコーヘン大使の2022年4月26日のXのポストには同じツーショット写真が公開されている。
この指摘を受け、蓮舫氏は「それならばこそ、きちんと抗議撤回を要請して欲しいです」と、さらに批判をつづっていた。
蓮舫氏の一連のポストに、「ひろゆき」こと西村博之氏もXで、「イスラエル大使が小池都知事との2年前の写真をアップして当選祝いのメッセージ。なぜか、当選直後と誤解して怒り出す蓮舫さん。さらに、指摘を受けた後に何故か逆ギレ」と反応した。
なお、蓮舫氏は10日昼頃に一連のポストを削除しているが、削除した理由については説明していない。
Xの「東京都公式の代表アカウント」は7月10日11時52分に
「駐日イスラエル大使は、2022年4月に着任挨拶のため東京都庁に来られました。ご参考までに」
とポストしている。
駐日イスラエル大使は、2022年4月に着任挨拶のため東京都庁に来られました。ご参考までに。
— 東京都 (@tocho_koho) July 10, 2024