「他者への貢献」重視する日本マイクロソフト
――今回の調査を通じて、中堅・ベテランを大事にするためには、こういう企業であってほしいという願いがありますか。
広報担当者 定性面での成果を重視している企業が見られたことが印象的でした。中堅・ベテランの社員ほどチームワークやリーダーシップ、スキルや経験を若手に伝えるコミュニケーション力などが求められるため、こうした定量評価だけでは測れない成果を評価する仕組みは重要だと感じました。
特に、日本マイクロソフトのクチコミに、「(評価制度で)他者への貢献を重視している」といったコメントが頻繁に見られた点が興味深かったです。
具体的には、「会社の評価制度でもチーム内のメンバーに対してどれだけ貢献できたかという指標もある」「他者貢献がKPI(重要業績評価指標)の1つとなっており、協力的な社員が多い」などの声が見られ、チームで成果を上げる意識が組織に根付いていることがうかがえました。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)