成果が反映される給与と、公平な評価がポイント
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったオープンワーク広報担当者に話を聞いた。
――とかく若手が優遇されるなか、30代以上が納得するには自分の働きに見合った給与と公平な評価制度だと思いますが、それがクチコミで表れているのはどんな内容ですか。
広報担当者 リポートで紹介した「成果が反映される給与制度」「公平さを保つ仕組み」といった特徴は、回答者の年代を問わず当てはまることで、若手社員からも評価されるポイントとも考えられます。特に、中堅・ベテラン層の声として多いクチコミを紹介します。
電通総研「基本給よりも賞与や手当てが多いようだ。半期毎の目標管理制度を取り入れている。難易度や評価については調整会議を開催し、部長による差異をできる限り減らそうとしている。概ね公平公正な評価が下されていると思う」(マネージャー、男性)
アメリカン・エキスプレス・ジャパン「いわゆる年俸制で評価が高いと月の給料が上がっていく。自分次第なのでやる気があればどんどん上がっていくし、インセンティブもある。成績上位の人はそれなりに貰えるが成績下位になるとインセンティブはなし。
良くも悪くも努力した人だけが報われる。しかし、上司からのサポートなども徹底しており、毎月面談などしっかりしているため、自分の弱点を見つけ出し改善にむけて一緒になって考えてくれる。(評価制度は)決まった指標がありそれをどれだけクリアしたかで決まってくる」(コールセンター、男性)
ソニーセミコンダクタソリューションズ「年度始めに直属の上司とマンツーマンで面談し、今年度の目標を設定する。年度末にその目標に対してどれだけアプローチ出来たかを基準に、全体的な評価を下すという方式である。そのため、一見して評価の妥当性は上司に依存する割合が多いように思われるが、最終的な評価は複数の上司や定量的な実績を元に算出される」(開発設計、男性)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング「上司次第ではあるものの、評価面談でのフィードバックは充実しており、加えて評価に不服の場合には(いちおう)他の上司を通した申立ての制度があるため、一定の納得感はある」(コンサルティング、男性)