「街の歯医者さん」倒産ラッシュ 「コンビニより数が多い」だけに患者の奪い合いに...生き残るには?

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患者に寄り添う、対人スキルやホスピタリティーも必要

――私も歯科医院を選ぶときは、ついネットのクチコミなども参考にしたりしますが、今後、歯科医院が競争に生き残るためには、どういう努力が必要と考えますか。

谷澤暁さん インプラントや矯正など自由診療分野の高い技術力は強みになるほか、歯科治療でも他院と差別化を図る最新技術の習得が必要です。また、歯科医師以外のスタッフもクリニックの評価に繋がるため、受付や歯科衛生士などの人手確保も重要です。

ネットにおける評判の真実性には疑問がありますが、無視するわけにはいきませんので、患者の希望を聞きながら治療方針を進めるなど患者に寄り添い、十分に説明する対人スキルやホスピタリティーも求められています。

――今回の調査で特に強調しておきたいことがありますか。

谷澤暁さん 熾烈な競合や円安の影響による物価高、人手不足は、業種を問わず病院、歯科医院にも押し寄せています。歯科医院は、患者がいてこそ成り立つことを認識すべきだと思います。

特に、歯科医院は資金面がぜい弱な経営が多いだけに、患者目線に立ち、技術向上に取り組まないと生き残りは大変な業種だと認識すべきでしょう。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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