大谷翔平はなぜ進化し続けられるのか? 元NPB本塁打王が分析「足の運び方が本当に素晴らしい」

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   プロ野球DeNAの元監督で野球解説者のアレックス・ラミレス氏(49)が2024年7月9日にユーチューブを更新し、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)の打撃が好調な要因を分析した。

  • 大谷翔平選手(大谷のインスタグラムより)
    大谷翔平選手(大谷のインスタグラムより)
  • デコピンと球場入りする大谷(大谷のインスタグラムより)
    デコピンと球場入りする大谷(大谷のインスタグラムより)
  • デコピン(大谷のインスタグラムより)
    デコピン(大谷のインスタグラムより)
  • 表彰される大谷(大谷のインスタグラムより)
    表彰される大谷(大谷のインスタグラムより)
  • エンゼルス時代の大谷(大谷のインスタグラムより)
    エンゼルス時代の大谷(大谷のインスタグラムより)
  • 大谷翔平選手(大谷のインスタグラムより)
  • デコピンと球場入りする大谷(大谷のインスタグラムより)
  • デコピン(大谷のインスタグラムより)
  • 表彰される大谷(大谷のインスタグラムより)
  • エンゼルス時代の大谷(大谷のインスタグラムより)

40本塁打、40盗塁を視野に

   今シーズン打者に専念している大谷は8日時点で、打率.314、28本塁打、65打点、20盗塁を記録している。本塁打はナ・リーグトップで、打率は2位。打点はリーグ3位につけており、40本塁打、40盗塁を視野に入れている。

   大リーグでプレーした経験を持ち、日本で2度、本塁打王のタイトルを獲得したラミレス氏。指導者としては16年から5年間、DeNAの監督を務めチームの指揮にあたった。

   大谷の今シーズンの打撃に関してラミレス氏は、「どうしてこんなに調子がいいのか?」と切り出し、独自の視線から次のように要因を分析した。

「1つ目の理由は、今シーズンはピッチャーをやる必要がないから。そしてもうひとつは、足の運び方が本当に素晴らしい。シーズン序盤はボールを追いかけてしまい、前でボールをさばこうとしていたので、ステイバックがあまりできていなかった。だから内角に投げられると、体を引くよう感じでボールをよけていた。そうなると、そういう態勢でスイングをしてしまい、バットの先に当たるか、芯に当たってもボールはそれほど遠くに飛ばなかった」

「打った瞬間に分かるホームランで自信に満ち溢れている」

   そして、今シーズン好調の要因でもある大谷の打撃を元本塁打王の視点で、こう解説した。

「今はバッターボックスで『ストライクゾーンに投げ込むなら俺は思い切り振るぞ』と言っているようにみえる。ストライクゾーンのチャートをみると、インハイだけが1割5分以下だが、真ん中や外角をみると、4割または5割以上打っている。引っ張っても逆方向でも、打った瞬間に分かるホームランで自信に満ち溢れている」

   ラミレス氏が打撃と並んで期待するのは盗塁だ。

   大谷の大リーグでの過去最多盗塁は、ロサンゼルス・エンゼルス時代の21年に記録した26盗塁。今シーズンはチームが91試合を消化する中で20盗塁を記録している。

   ラミレス氏は「今年大谷はピッチャーをする必要がないので、40本塁打、40盗塁を達成するだろう」と予想した。

   そして、「それを達成できるのは、ピッチャーをする必要のない今シーズンだけかもしれない。大谷のスピードを考えると、ピッチャーが相当速いクイックを持ってないと、2塁で刺すのは難しいだろう」との見解を示した。

   大谷は8日(日本時間)に行われたミルウォーキー・ブリュワーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席はセンター前ヒットで出塁すると、2盗、3盗を決め、今シーズン20盗塁目をマークした。

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