「打った瞬間に分かるホームランで自信に満ち溢れている」
そして、今シーズン好調の要因でもある大谷の打撃を元本塁打王の視点で、こう解説した。
「今はバッターボックスで『ストライクゾーンに投げ込むなら俺は思い切り振るぞ』と言っているようにみえる。ストライクゾーンのチャートをみると、インハイだけが1割5分以下だが、真ん中や外角をみると、4割または5割以上打っている。引っ張っても逆方向でも、打った瞬間に分かるホームランで自信に満ち溢れている」
ラミレス氏が打撃と並んで期待するのは盗塁だ。
大谷の大リーグでの過去最多盗塁は、ロサンゼルス・エンゼルス時代の21年に記録した26盗塁。今シーズンはチームが91試合を消化する中で20盗塁を記録している。
ラミレス氏は「今年大谷はピッチャーをする必要がないので、40本塁打、40盗塁を達成するだろう」と予想した。
そして、「それを達成できるのは、ピッチャーをする必要のない今シーズンだけかもしれない。大谷のスピードを考えると、ピッチャーが相当速いクイックを持ってないと、2塁で刺すのは難しいだろう」との見解を示した。
大谷は8日(日本時間)に行われたミルウォーキー・ブリュワーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席はセンター前ヒットで出塁すると、2盗、3盗を決め、今シーズン20盗塁目をマークした。