プロ野球DeNAの元監督で野球解説者のアレックス・ラミレス氏(49)が2024年7月9日にユーチューブを更新し、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)の打撃が好調な要因を分析した。
40本塁打、40盗塁を視野に
今シーズン打者に専念している大谷は8日時点で、打率.314、28本塁打、65打点、20盗塁を記録している。本塁打はナ・リーグトップで、打率は2位。打点はリーグ3位につけており、40本塁打、40盗塁を視野に入れている。
大リーグでプレーした経験を持ち、日本で2度、本塁打王のタイトルを獲得したラミレス氏。指導者としては16年から5年間、DeNAの監督を務めチームの指揮にあたった。
大谷の今シーズンの打撃に関してラミレス氏は、「どうしてこんなに調子がいいのか?」と切り出し、独自の視線から次のように要因を分析した。
「1つ目の理由は、今シーズンはピッチャーをやる必要がないから。そしてもうひとつは、足の運び方が本当に素晴らしい。シーズン序盤はボールを追いかけてしまい、前でボールをさばこうとしていたので、ステイバックがあまりできていなかった。だから内角に投げられると、体を引くよう感じでボールをよけていた。そうなると、そういう態勢でスイングをしてしまい、バットの先に当たるか、芯に当たってもボールはそれほど遠くに飛ばなかった」