プロ野球中日の元監督・落合博満氏(70)とDeNAの元監督・中畑清氏(70)が2024年7月7日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演し、プロ野球の「投高打低」にそれぞれ持論を示した。
「普通なら1点台のピッチャーならタイトルホルダー」
現在プロ野球では、セ・パ両リーグを通じて打者の本塁打数が少なく、打率が低い傾向にある。対して投手の防御率は高く、「投高打低」の現象が起きている。
番組では7日時点で、セ・パ両リーグの3割打者がそれぞれ2人しかいないことを紹介し、これが「投高打低」によるものなのかを検証した。
野球解説者として現場取材を行う中畑氏は「去年くらいから飛ばないボールというのが、選手間の中で非常に話に出る」と現場の声を伝え、次のように持論を示した。
「それによって、こういう数字になってきているんじゃないかなと。完封試合が本当に多くなっている。点が取れない。それには飛ばないボールになったことがすごく影響しているんじゃないかと、世間もそういう見方に入ってきている。数字を見たら、とにかくホームランが減っている。打率がセ・パ両リーグで3割バッターが2人しかいない。逆に、ピッチャーは防御率1点台がゴロゴロいる。ふつうなら1点台のピッチャーはタイトルホルダーですよ」
中畑氏の意見を無言で聞いていた落合氏は、「投高打低」に関して、中畑氏とは異なる見解を示した。