西武・高橋光成はなぜ勝てないのか? 今季未勝利のエースを元監督分析「バッターが恐怖を感じていない」

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「もう1回自分を見つめ直すよいチャンス」

   そして、こう続けた。

「シュート回転で入ってくるボールが意外と多い。今までは右バッターのアウトコースの真っすぐがけっこういいところに決まっていても、それが若干シュート気味に入ってくるので、バッターとしては対応しやすい。フォークも抜けたフォークが多い。縦フォークではなく横に曲がってきたり。そういうボールが今年は多いなと思いました」

   2軍で調整している高橋は7月3日のイースタン・リーグの日本ハム戦に先発。10日ぶりの実戦マウンドは、7回114球8安打4失点だった。

   伊東氏は苦しい状況が続くエースに対して「もう1回自分を見つめ直すよいチャンスだと思う」とし、「この先(チームは)Aクラス、優勝というのは数字的に見たら厳しいと思いますけども、チームを立て直すという意味では、エースがもう1回原点に戻って復帰してその姿をチームメイトに見せるということが、大事なこと」との見解を示した。

   リーグ最下位に沈むチームは7日のロッテ戦を2-9で落とし3連敗。ロッテ戦は開幕から11連敗となり、同一カードの開幕から11戦全敗は球団ワースト記録となった。

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