「同じ緑色の服を着た客にも寄ってくるので、思わずジェラシーが(笑)」
「エサをあげると、カメは、水をガシャガシャさせて寄ってきます。飼育員は、緑色の制服を着ており、それを覚えていますので、同じ色の服を着たお客様があげても、同様に寄ってきます。同じ行動を見ますと、思わずジェラシーが湧いてしまいますね(笑)。もちろんジョークでして、本当に悲しんでいるわけではありませんよ」
客は、黒か紺色っぽい服が多く、エサをくれないことを覚えているという。もし飼育員が紺色の服を着ていれば、カメはその色に反応するが、服を毎回変えれば、カメは、顔の形も認識できるので、飼育員の顔を覚えてくれるのではないかとした。
人の声や音については、カメの種類によっては覚えると、飼育員の伊藤さんは言う。
「カメの飼い主さんからは、車のエンジン音でそわそわするという話を聞いたことがあります。陸生のゾウガメは、賢いですので、ありうると思います。他の水族館では、ご飯をあげるときに、水槽に振動を伝える機械を設置し、条件反射でご飯を覚えてもらっていました」
ウミガメ公園の館内にある質問コーナーには、飼育員の回答を載せた質問用紙が15枚ほどボード上に掲示され、定期的に更新されて人気を集めている。
「以前も、X上でバズった回答がありました。『どうして、この世にカメがいるんですか?』との質問に、『カメがいる世界に、人間が生まれたんですよ』と答えたところ、こちらもたくさん『いいね』を押してくれましたね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
質問コーナー pic.twitter.com/nE2BrV2ql4
— 道の駅ウミガメ公園 (@umigame_kouen) July 1, 2024