大事なのは、最終的に納得したファーストキャリアに出会えること
――デメリットはありませんか。
服部幸佑さん 注意してもらいたい点として、スケジュールによっては学業との両立が難しくなる可能性があります。
企業には長期休みなどに開催いただくよう学生に配慮いただきたいし、学生もWEB開催のプログラムを活用するなど参加しやすいものを選んでほしいと思います。
――「インターンシップ・仕事体験はこう活用するといい」という学生に対する前向きのアドバイスをお願いします。
服部幸佑さん インターンシップ・仕事体験は、実際に企業で働いている社会人と接点を持つことができる貴重な機会です。
一方、参加さえすればよいというものではなく、自身の目的や準備度合いにあったプログラムを選ばないと、ただ参加しただけで何も得られなかったということにもなりかねません。
初めはオープン・カンパニーなどの短期間(1日~2日)のものから参加をし、自身の仕事に関する知識や経験を広げてから、長期(5日~)のものに挑戦してみるのがいいのではないでしょうか。
――それにしても、早くから就活に時間がとられる学生の声には胸がいたみます。
服部幸佑さん 周りの学生が早くから参加しているのを見ると、学業ややりたいこととの両立が難しく、焦るかもしれませんが、焦って行動を起こす必要はないと思います。
インターンシップ・仕事体験はあくまで自身の仕事観を広げるためのものであり、参加が強制されているわけではありません。大事なのは、最終的に納得したファーストキャリアに出会えることです。自身のペースで頑張ってほしいと思います。