「プロがやっているミスに対してプロがきちっと責任を」
そして、監督がコーチを叱責する必要性に言及。
「プロフェッショナルとして判断力をレベルアップするには、コーチャーのレベルも上げなくてはいけない。野球に対する考え方も。ファンに対してアピールするという意味でも、監督がそれに対して発言するのは悪いことではないと思う。今の風潮はミスした人をかばって、いかにも美談仕立てにしたがるという中で、これはプロですから。プロがやっているミスに対してプロがきちっと責任を伝えることは必要だと思う」
岡田監督のコーチ叱責をめぐり、ファンや野球解説の間でさまざまな意見が飛び交う中、江本氏は一貫して擁護の立場を貫いた。
「いまどきみんなかばいあって選手やコーチのミスをかばって外面をいい顔するという風潮の中で、唯一思ったことを言える監督だなと。言われた方は気分が悪いでしょうが、監督にはそういう権限がある。監督は叱責したり、注意しなかったら誰がやるんですか? 解説者がぼろくそにいったところで何の効果もない。そういう意味では現場のレベルを上げて、大事なゲームに対して監督が外向きに責任の所在の発言をすることは決して悪いことではない」
チームは4日時点でリーグ3位につけており、3ゲーム差で首位・広島を追いかけている。5日から3位DeNAとホーム甲子園球場で3連戦を予定している。