韓国メディアがパリ五輪サッカー日本代表に注目している。
日本サッカー協会は2024年7月3日、今夏に開催されるパリ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表メンバー18人を発表した。今回は最大3枠の24歳以上のオーバーエージ(OA)は活用しなかった。
「16年ぶりに歴代最高レベル『黄金世代』を完成」
OAゼロで五輪に臨むのは、08年北京大会以来16年ぶりとなる。
スポーツ紙の報道によると、大岩剛監督(52)は「制限がある中で五輪に迎えるにあたり、最高の18人を選んだと思っている」と本大会に向けて自信をのぞかせたという。
パリ五輪出場を逃した韓国では、U-23日本代表メンバーの関心が高いようで、複数のメディアが速報した。
「ウッキツリー」(WEB版)はオーバーエージを活用しなかった日本を高く評価。「韓国は...日本サッカー代表チームが16年ぶりに歴代最高レベルの『黄金世代』を完成させた」とのタイトルで記事を公開した。
記事では「日本代表がオーバーエージなしでオリンピックに出場するのは、08年北京大会以来16年ぶりだ。これは日本サッカーが優れた実力を備えていることを示している。日本サッカー協会はオーバーエージ選手がいなくてもメダル獲得が可能だと判断したようだ」と分析した。
「日本サッカーの大胆な挑戦」
そして、オーバーエージなしで五輪に挑む日本と自国の代表を比較し、次のように嘆いた。
「日本の強い意志と自信に満ちた行動に比べ、韓国サッカーの現状が対照的に映し出され残念さを増している」
「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「日本サッカーの大胆な挑戦...オーバーエージなしでパリオリンピックに行く」とのタイトルで特集記事を組んだ。
同メディアは「豊富な経験を備えたオーバーエージ選手に誰を選ぶかが戦力に大きな影響を与えるのが五輪男子サッカーだが、日本はオーバーエージなしでメダル獲得を目指す」と、驚きをもって報じた。
パリ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23アジアカップで優勝した日本に対し、韓国は準々決勝でインドネシアに敗れ、10大会連続の五輪出場を逃した。韓国は自国開催の88年ソウル大会から21年に開催された東京大会まで9大会連続で五輪に出場していた。